afs - 純米原酒

「afs」の始まり

1971年に造り始められた「afs」シリーズ。造ろうと思ったきっかけは大阪万博開催だったそうです。万博開催に伴い、様々な海外の料理が日本に集結したことで、木戸泉酒造・3代目代表・荘司勇さんは「日本では、食の多様化が起こる。それはつまり、日本酒にも多様化が起こる」と考えられました。また、その当時、世界では熟成酒が価値あるものとされており、そこで「熟成に耐えうる日本酒を造りたい」という想いから“多酸系のお酒”を造り始めました

「afs」の造り

多酸系のお酒を造るにあたって、勇さんは千葉県醸造試験場・初代所長であり、木戸泉酒造技術顧問であった古川薫さんに話を聞きに行きました。すると、古川さんの大学同期で新潟県にて“高温山廃酛”を行っているという蔵元・安達源右衛門を紹介され、この3人で「afs」を造り始めました。「afs」という名前はこの3名の頭文字からとられています。